知っておきたい口腔ケアの大切さ〜健康な毎日を支える習慣〜

こんにちは!社会福祉法人ろく舎です。

先日、北海道大学の尾崎先生による口腔ケアの職員研修を実施しました。(併せてこちらの記事もぜひお読みください!)

その中で改めて感じたのは、口腔ケアが単なる「歯磨き」ではなく、全身の健康やQOL(生活の質)に深く関わっているということです。

今回は、研修で学んだ内容も踏まえながら、皆様にも知っていただきたい口腔ケアの基本と大切さについてお話しします。ご自身やご家族の健康維持に、ぜひお役立てください!

「歯磨きくらい…」と思われるかもしれませんが、実は口腔ケアには想像以上に重要な役割があります。

高齢になると、飲み込む力(嚥下機能)が低下します。特に夜間、寝ている間に唾液を誤って気管に吸い込んでしまう「不顕性誤嚥」が起こりやすくなります。このとき、口の中に細菌が多いと、それが肺に入り込んで誤嚥性肺炎を引き起こす原因となります。

専門的な口腔ケアを継続することで、誤嚥性肺炎の発症リスクが大幅に低下することが報告されています。つまり、口腔ケアは肺炎という命に関わる病気を防ぐ、大切な予防策なのです!

口の中が清潔で快適だと、味覚が改善し、食事が美味しく感じられます。結果として食事量が増え、栄養状態が良くなります。これは低栄養の予防につながり、ADL(日常生活動作)や生活の質の向上にも結びつきます。

口臭が軽減され、口元が清潔に保たれることで、人と話すことへの抵抗感が減ります。会話が増えることで社会性が維持され、孤立や意欲低下を防ぐことができます。

口腔ケアを続けることで、具体的にどんな効果があるのでしょうか?代表的なものを3つご紹介します。

口臭が軽減され、口元が清潔に保たれると、人と話すことへの抵抗感が減ります。会話が増えることで気持ちも明るくなり、社会とのつながりを保つことができます。

ご家族の口腔ケアをサポートされている方へ。基本は「毎食後+就寝前」のケアですが、特に就寝前が重要です。夜間は唾液が減り細菌が繁殖しやすくなるため、寝る前にしっかり口の中をきれいにしておきましょう。清掃の後は保湿も忘れずに。

大切なのは、一度に完璧を目指すのではなく、短時間でも毎日続けることです。痛みがある場合は無理をせず、必ず声かけをしながら優しく行いましょう。「完璧でなくて良い」ということも忘れないでください。

口腔ケアは、病気になってから対処するのではなく、病気にならないための「予防」です。毎日のちょっとしたケアの積み重ねが、誤嚥性肺炎や低栄養を防ぎ、健康で快適な毎日を支えてくれます。

ろく舎でも、今回の研修で学んだ知識を活かし、利用者様お一人おひとりに合わせた口腔ケアを丁寧に実践してまいります。

この記事を読んでくださった方々が、ご自身やご家族の口腔ケアを見直すキッカケになってくれたらとても嬉しいです。小さな習慣が、大きな健康につながります!